13:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
偶然の好奇心- KUA ceramic lab
大河原光 オサム ジェームス 中川 片山達貴 金澤一水 神谷徹 河野愛 鬼頭健吾 酒井稚恵 清水博文 菅原健彦 髙橋耕平 多和田有希 東島毅 堀井ヒロツグ 森本玄 山田伸 山元桂子
福本双紅(展覧会監修)
[ 陶 ]
From the artist
作家より
大学に勤め始めて早5年目。この間、未経験の大学教員というお仕事、ましてやコロナ禍の対応をなんとか乗り越えてこられたのも、素晴らしい美工研究室仲間に恵まれたからこそ。
陶芸領域以外でご活躍される先生方の、陶芸に向き合う姿を学生に披露する授業を立ち上げて3年目。実は私自身に学びが多い。
プライドをかけた制作の実践現場にある、上質の好奇心と不安。
作家は「偶然の好奇心」からどこまで成り立たせようとするのか。
今回の小西さんでは、その研究成果を初めて発表させていただきます。
福本双紅
Biography
作家略歴
京都芸術大学美術工芸学科 教員紹介 | |
https://www.kyoto-art.ac.jp/info/teacher/department/101 | |
福本双紅 | |
2010 | 現代工芸への視点―茶事をめぐって (東京国立近代美術館工芸館/東京) |
2012 | 第30回京都府文化賞 奨励賞 |
2014 | TRADITION ON FIRE (Asian Art Museum/サンフランシスコ) |
現代・陶芸現象 (茨城県陶芸美術館/茨城) | |
2017 | うつわドラマチック展 (滋賀県立陶芸の森/滋賀、’18 岩手県立美術館) |
2018 | 第3回日本陶磁協会奨励賞関西展 奨励賞 市長賞 |
2019 | 京都市立芸術大学大学院博士後期課程 博士号取得 |
2020 | 健在する日本の陶芸―不如意の先へ― (益子陶芸美術館/栃木) |
2021 | Born of Fire: Contemporary Japanese Women Ceramic Artists (Crow Museum of Asian Art/フロリダ) |
2022 | Toucher le feu. Femmes céramistes au Japon (Musée Guimet/パリ) |
From the gallery
ギャラリーより
「双紅さんにそろそろ展覧会お願いしますー」「今、面白いことしてるんですよ!」
福本双紅さん(京都芸術大学准教授、陶芸家)が研究と授業の一環として「KUA ceramic lab」を立ち上げて3年目。この間、双紅さんは、写真、版画、映像、絵画など、他分野のアーティストとして活躍する京都芸術大学の先生方と一緒に陶の研究をされてきたそう。その経過となるコラボ作品の展示と、合わせて諸分野の教員の方々の参加も得て、今回楽空間が陶に向き合われた成果の発表の場となります。垣根を越えた作品創りの初めての試み。
興味深いです。「楽しいのですがちょっと怖い部分もーー」と双紅さん。
開催にあたり木村俊介先生よりコメントをいただきました。「前に褒められたやり方の繰り返しではないものづくり。今回の展示が見せるのは、作家たちが好奇心に開かれ、のめり込み、やり直し、発想をグッと引き上げて作品と言えるものにするまでの、不安もあるけどどきどきもする痕跡だと思います。」
皆様のお出かけをお待ちしております。
小西いく子