13:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
上田恭子・奥野容子
Kyoko Ueda, Yoko Okuno
[ ファイバー・陶 ]
*会期を変更いたしました
変更前:2023/4/15(土)-4/23(日)
変更後:2023/4/22(土)-4/30(日)
From the artist
作家より
青人草(あおひとくさ)、人は草である、古代の人の発想のようです。枯れても甦るという、シンプルで明るい考え方だと思います。
今回タイトルの青人草はこの発想から、風にそよぎ、なびくこの草を表現したいと思いました。
心地良い風を感じていただけると嬉しいです。
それぞれに齢を重ね、様々な別れが新たな出逢いをもたらしてくれることを信じています。
上田恭子
2020年7月、夫奥野敏晴が膵臓ガンのため急逝しました。
奥野が逝った後、生と死、あの世とこの世、光と闇、表と裏、相反するようで、実は隣り合わせのものに、思いが巡りました。
生と死は、一枚の紙の裏表と言われます。死があるから生があるとも、
表と裏の間(あはひ)はあるのか無いのか、思いは行ったり来たり、
そんな時間の中での作品づくりです。
学生時代からの古くて近い、また奥野とも親しい上田恭子さん、この展覧会を企画して下さった小西さんに、深謝いたします。
奥野容子
Biography
作家略歴
上田恭子 | |
1976 | 大阪芸術大学工芸学科染織卒業 |
1977-'82 | 西陣にて本綴れ製織 |
1983-'92 | 井関和代染織工房 |
1994-'11 | 舞鶴ポリテクカレッジ染織技術科 非常勤講師 |
1996より | 京丹波町自宅工房。 |
http://ueda-kyoko.com | |
奥野容子 | |
1977 | 大阪芸術大学工芸学科陶芸卒業 |
1984 | 滴翠(てきすい)美術館附属陶芸研究所卒業 |
1993 | 奈良県宇陀郡御杖村に築窯 |
2005 | 山梨県立宝石美術専門学校研究科卒業 |
1994 | 個展、グループ展、パリ、ドイツ、アメリカ展他 |
From the gallery
ギャラリーより
卯月の楽空間は気の合ったお二人です。
今回は雁皮紙を用いて表現の恭子さん。
容子さんは土の作品です。
三年前、ご主人の奥野敏晴先生(陶芸家)を天国に送られてお寂しい毎日。偲ぶ気持ちも併せての展覧会とさせていただきます。
春の日のお出かけは是非! お待ちしております。
小西いく子