
13:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
藤平伸 生誕100年記念展
Shin Fujihira
[ 陶・絵 ]
「もしもし フジヒラです。 これから 行きますワ──」
「えっ?」
自転車の前かごに無造作に新聞紙で包まれた横長の何かが?
「ちょっとかけてんか─ エエがな誰が創らはったんェ──」
と先生の冗談。
祇をん小西の〈宝物〉入り口右上にかけられている陶板の誕生です。
先生!ありがとうございます。開廊から25年たちました。
小西いく子
同時開催 藤平伸記念館「藤平伸 生誕100年記念展」
会期:4月15日(金)-5月31日(火) 月曜休館
開館時間:10:30-17:30(入館は16:30まで)
詳細はホームページをご覧ください。
《藤平伸記念館》 http://fujihiramiho.com/fujihirashin.html
Biography
作家略歴
1922 | 京都市東山区五条坂に生まれる |
1944 | 京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学) |
窯業科に入学 | |
病気のため中途退学する | |
1953 | 第9回日展に初出品初入選、以後1999年まで日展に出品 |
1957 | 第13回日展に「うたごえ」を出品 特選、北斗賞受賞 |
1973 | 昭和47年度日本陶磁協会賞受賞 |
京都市立芸術大学教授に就任 | |
1974 | 第6回日展審査員となり「鳥の壷」を出品 |
1985 | 京都府文化功労章を受ける |
1988 | 京都市立芸術大学名誉教授に就任 |
1990 | 京都美術文化賞受賞 |
1991 | 京都市文化功労章を受ける |
1993 | 第34回毎日芸術賞受賞 |
1994 | 第6回藤原啓記念賞受賞 |
第4回日工会展内閣総理大臣賞受賞 | |
1995 | 京都府文化特別功労賞を受ける |
1998 | 平成9年度日本陶磁協会賞金賞受賞 |
2002 | 「作陶50周年記念展」 |
(東京・日本橋高島屋、京都・四条高島屋) | |
2004 | 「詩情の陶彫 藤平伸展」 |
(三重・パラミタミュージアム) | |
「藤平伸の芸術 追憶の詩」 | |
(東京・菊池寛実記念 智美術館) | |
2012 | 没 |
2015 | 「夢つむぐ人 藤平伸の世界」 |
(東京・菊池寛実記念 智美術館) | |
2018 | 藤平伸 記念館 開館 |
From the artist
作家より
今年は藤平伸生誕100年のおめでたい年です。3年半前に開館いたしました記念館春期展に合わせて祇をん小西さんで個展を同時開催していただくこととなりました。
50年以上の作家生活の中で、興味の対象は次々に移っていきました。
人生100年時代、もし今生きていたら何に興味を持ちどんな作品を紡ぎ出していただろう、と思いを馳せます。
春のひととき、藤平伸を思い出していただければ幸いです。
藤平三穂