13:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
岡本祥吾
OKAMOTO Shogo
[ 立体 ]
いつもお話をしていると─ほんもの─を使いたい。
ほんものの胡粉、ほんものの膠、ほんものの墨
代々続く京人形司のご長男、ほんものを創りたいし伝えたいと饒舌です。
人形は人を守るもの、剣も持つ人を守るもの
その精神は同じでは────と
剣を前にして皆様の想いは?
小西いく子
トップ画像:「生命の剣」(15cm×3.5cm×2mm チタン.胡粉.膠)
生命は白く、影をもたず、海のように揺らめく。
人は生命とともに苦難を乗り越え生きて、自分の中にある形なき悪を斬る。
Biography
作家略歴
1982 | 14世京人形司面屋庄甫の長男として生まれる |
2002 | 大阪芸術大学彫刻科中退 |
2007 | 第50回あまがつ会展~現在 京都文化博物館 |
2010 | 第1回明日を担う京人形展 京都髙島屋美術工芸サロン 以後2018年第5回展まで出品 |
2016 | 京展 入選 |
2019 | ギャラリーマロニエ ガラスケース ミニ展 眼鏡人形 |
2020 | 個展 岡本祥吾 -Megami Amps-展 ギャラリー恵風 |
2020 | 京都芸術祭 国際交流総合展 |
2020 | 明日を担う京人形展 京都髙島屋美術画廊 |
2021 | ギャラリーマロニエ 自我像展 |
2021 | 京都国際交流総合展 京都市美術館別館 |
2022 | 個展 岡本祥吾 - My Favorite White - 楽空間 祇をん小西 |
From the artist
作家より
– My Favorite White –
息を吹きかけたり、触れたりできないものがある。
見えない力が宿っていて、清らかであるので、そうしないといけない。
京人形司が作る人形はそのようなものです。
人形は今を生きる人の為に作られます。
白い体躯から生まれる形なき輝きが祓い守り、豊かさを運ぶと私は考えています。
この度制作した剣は、人形の精神とその力を金属の剣に込め、持つものを守る、伝説に登場するような剣として形にしたものです。
春を待つ祇をん小西さんの和の楽空間に溢れる白い輝きを、皆様にご高覧頂けたら幸いに思います。
岡本祥吾