13:00-19:00(最終日17:00まで)

畠中光享

[ 絵 ]

 一番に衝撃を受けた先生の作品の出会いは原子炉の描かれた絵でした。その台形の炉の形は美しく中におそろしいものが潜んでいるとは想像もつかない世界でした。伺えばインド、イギリスの炉を随分描かれたとのこと。そしてインド細密画、更紗の収集等先生の行脚に心惹かれます。近年、奈良興福寺中金堂の柱に描かれた群青色は正に仏様の世界の光を思わせる神々しい色でした。
 この度府立文化芸術会館の個展に合わせて楽空間に先生をお迎えできることはほんまに嬉しいことです。
 是非 お出かけくださいませ。

小西いく子

From the artist


作家より

祇をん小西は元お茶屋を改装したスペースなので風炉先屏風やお軸を掛けるのに最適な空間です。
それに普段から描きためていた珠玉の極小作品を展示した楽しい空間にしたいと存じます。

畠中光享

Biography


作家略歴
畠中光享(はたなか・こうきょう)

1947年 奈良県に生まれる
大谷大学文学部卒業
京都市立芸術大学専攻科修了
1969年 畠中光享個展(紅画廊/京都)
1970年 畠中光享作品展(京都府文化芸術会館)
1971年 第29回パンリアル展(‘81退会)
1973年 第2回山種美術館賞展(‘75、‘77、‘89)
1977年 第21回シェル美術賞受賞
1978年 第1回東京セントラル美術館日本画大賞受賞
     畠中光享作品展(朝日画廊/京都)
1979年 第1回明日への具象展(髙島屋/東京)
1981年 現代日本美術の展望―日本画展(富山県立近代美術館)
1983年 畠中光享個展―仏跡巡礼―(文藝春秋画廊/東京))
1984年 グループ「横の会」を結成(‘93の10回最終展まで出品)
1985年 欧米巡回「現代日本画展」(バービヤンセンター/ロンドン他)
     第1回京都画壇日本画秀作展招待(‘86、‘89、‘91)
1986年 現代日本の美術3-戦後生まれの作家たち展(宮城県美術館)
     現代日本美術の動勢-絵画PART1展(富山県立近代美術館)
     白黒展-平松礼二・畠中光享・中野嘉之(東京セントラルアネックス)
1987年 第5回京都府文化賞新人賞
     第9回日本秀作美術展(‘89、‘91、‘97)
     近代の潮流「京都の日本画と工芸」(京都市美術館)
1989年 ユーロパリア・ジャパン現代日本画展(プロヴィンシャルホール/ベルギー)
1990年 国際花と緑の博覧会・花と緑日本画美術館(鶴見緑地/大阪)
     日本画・現代の視角―その模索と実験―(新潟市美術館)
     京都の日本画展(大分県立芸術会館)
1991年 ときめきの詩-畠中光享日本画展(有楽町アート・フォーラム)
1992年 バルセロナ日本画美術展(サグラダファミリアミュージアム/スペイン)
1994年 朝日新聞朝刊小説 陳舜臣作「チンギス・ハーンの一族」挿絵連載(~‘97)
1995年 光州ビエンナーレ招待出品(光州市立民族博物館/大韓民国)
1996年 日本画の新世代展(‘99)(大丸ミュージアム/京都)
1997年 現代京都の日本画―気鋭の15人―展(大丸ミュージアム/東京他)
     仏伝と飛天 畠中光享展(京都髙島屋他)
     畠中光享展(大和高田市制50周年記念・さざんかホール)
1998年 第1回NEXT-日本画京都からの表現―(京都高島屋 ‘07の第10回最終展まで出品)
     開館10周年記念畠中光享展(遠鉄百貨店/浜松)
     目―それぞれのかたち 第3回21世紀の目展(髙島屋/東京・京都・大阪 ‘10の第15回最終展まで出品)
1999年 毎日新聞朝刊小説 陳舜臣作「天球は翔ける」挿絵連載
2000年 畠中光享の美意識―近作仏伝絵画とインド美術コレクション―(大三島町立大三島美術館、おぶせミュージアム中島千波館、平野美術館)
2001年 梅原猛と33人のアーティスト展(髙島屋/東京・京都・大阪)
     大谷大学近代化百周年記念畠中光享の世界展(大谷大学響流館)
2002年 第1回東山魁夷記念日経日本画大賞展(ニューオータニ美術館/東京)
2003年 現代日本画―その冒険者たち―(岡崎市美術博物館/愛知)
     畠中光享日本画展―日々行歩―(三越/東京他)
     文化庁海外研修(チェスター・ビーティー・ライブラリー/アイルランド 3ヶ月)
2004年 第22回京都府文化賞功労賞
2007年 高島屋美術部創設百年記念 現代日本画・洋画 名家百画展(髙島屋/東京・京都・名古屋・大阪・横浜)
     畠中光享作品展(平安画廊/京都)
     文化庁芸術家在外研修制度40周年記念「旅」展(国立新美術館)
2008年 第1回The NIHONGA-伝統と創造―(京都文化博物館)(‘09、‘10)
2009年 アジアの精神 私のこころ 畠中光享展(国立アダムソン・エリック美術館/エストニア・ラトビア国立歴史博物館/ラトビア)
2010年 日本画家 畠中光享の眼 インド・仏教美術の流伝(大谷大学博物館)
2011年 現代の日本画 中島千波・畠中光享展(富山県水墨美術館、新潟市新津美術館、奈良県立万葉文化館)
     アジア芸術家交流展(京都市立芸術大学ギャラリー@KUA、ヴィクトリアメモリアルホール/コルコタ他)
2012年 第1回Artist Group-風―公募展を結成(東京都美術館、以後毎年出品)
     日印国交60周年記念Kokyo HATANAKA Japanese Style paintings Exhibition(国立All India Fine Arts & Crafts Society/ニューデリー)
     畠中光享コレクション 華麗なるインドーインドの細密画と染織の美―(新潟市新津美術館、‘13には三鷹市美術ギャラリーにて開催)
2013年 畠中光享展―願―(髙島屋/京都・東京・大阪)
     日本画の現在 20年後の横の会展(新潟県新津美術館、富山県水墨美術館)
2014年 リニューアル記念特別展 ねこ・猫・ネコ展(渋谷区立松濤美術館)
     第27回京都美術文化賞
2015年 いぬ・犬・イヌ展(渋谷区立松濤美術館)
     琳派400年記念 京に生きる琳派の美(京都文化博物館)
     京都市文化功労者に選ばれる
2016年 わが求道—畠中光享~インドと共に~(浜松市秋野不矩美術館)
2017年 興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念「興福寺の寺宝と畠中光享」展(髙島屋      日本橋・横浜・大阪、富山県水墨美術館、茨城県天心記念五浦美術館、興福寺会館、新潟市新津美術館、酒田市美術館)
     畠中光享コレクション インドに咲く染と織の華(渋谷区立松濤美術館)
2018年 畠中光享日本画展 観想-歴史と自然からまなぶ(京都中信美術館)
2020年 小宇宙の精華 インド宮廷絵画‐畠中光享コレクション(岡崎市美術博物館)

その他展覧会、個展等多数
現在 Artist Group-風メンバー、東方学院講師

主な著書
『インド染織美術』(京都書院)、『画文集 インド巡礼―ダルマ・ヤートラ ブッダの歩いた道』(日本経済新聞社)、『インド宮廷絵画』(京都書院)、『京の絵本「桐壺」』文=石井睦 絵=畠中光享(同朋舎出版)、『日本画の技法⑥「人物を描く」』(同朋舎出版)、えすがたにょうぼう(福音館書店)、『親鸞聖人』(真宗大谷派宗務所出版部)、『仏像の歩み』(春秋社)、『インド宮廷絵画』(日本経済新聞社)他。