OPEN/13:00 - CLOSE/19:00 最終日17:00まで 会期中無休

中澤宏行

[ 紙・陶 ]

窓辺に床に、赤、青、白と鮮やかな色彩の作品が並んでいました。どなたのですか? 「僕のです」 驚きです。紙、ガラス、木、等で創られたシンプルな形。「引き出しになっていて上は小物入れです」なんと楽しいこと。春にお迎えしよう。お住まいは建仁寺さんの南側でお近く。なんと同級生でした。建築デザインのお仕事とか、なるほどセンス抜群。花の季節の花見小路 申し訳ございませんが雑踏をくぐり抜け新鮮な楽空間へぜひお越しくださいませ。

小西いく子

From the artist


作家より

私の作品は、ファインアートでなく、工芸でもありません。思考的には、デザインとして考えています。陶器の場合、土というマテリアルに頼るのではなく、土のマテリアルをむしろ消して、形と色、陶器と異質な素材である、ガラスや金属、樹木との組み合わせにより、新しいショックを打ち出したいのです。知的な追求ではなく、ヒラメキやインスピレーションで展開していく方法で、作品をフィニッシェしていきます。
           中澤宏行

Biography


作家略歴
1944 京都の東山に生まれる。
18才 藤川デザイン研究所に入学(現在京都造形大)、彫刻家の富樫先生、陶芸家の柳原先生に学ぶ。
ワコールへ入社、女性下着デザイン科勤務。
25才 第一回の個展で、大丸デザイン課紀野部長に認められ、フリー契約で、ディスプレイデザインする。
26才 京都デザインハウスに入社、店舗デザインに携わる。
31才 独立。店舗と建築設計を手がける。
70才 設計を終え、造形の表現を中心に活動する。
個展13回