丹羽シゲユキ

[ 陶 ]

京都での展覧会は10年ぶり緊張しています…北海道に戻って制作を続けていくうちこの地に根を下ろした作家になりたいと強く想う日々…丁寧に削り出していく行程がとても楽しい…
工房の前庭に30年前に植えられたのリンゴの木芽吹いています。北の地の春のはじまりです。札幌郊外 白石の工房でお話をうかがいました。貫禄のついたタンバリン、お楽しみに

小西いく子

From the artist


作家より

北海道に仕事場を移して今年で9年。
この9年間、失った生命や新しく宿った生命
生きていくことの大切さを強く体感しました。
 
碗型に得た一塊の磁器土を
ひとつひとつ削り出すことで形を興していき
その時、起こった出来事や憧れたこと、感動したこと
を素材と対話をしながら織り交ぜ、自分なりの生命の形を
残していけるよう日々模索しています。
 
11年ぶり京都での個展。
御高覧よろしくお願い致します。
 
             丹羽シゲユキ