加守田次郎

[ 絵 ]

東久留米のアトリエを訪れました。閑静な住宅地の一角です。きちんと整理された画室、静かです。静謐な作品が生まれるのはなるほど。大病のあと「好きなものを自由に描こう…」と強く思われたそうです。土の中で静かに春の出番を待つ生き物たち。楽空間は一足早くほのぼのです。

小西いく子

From the artist


作家より

 ・・絵と私・・
不意に訪れる沈黙も、
三つ数えるうちにはもう、
立ち去ってしまいます。

私の絵は、その似姿です。

記憶と小さいスケッチブックを
携えて、沈黙のすぐうしろを、
歩いて行きたい。
      
       加守田次郎