
渡邊太一郎
[ 陶 ]
展覧会場のロビーにゴロゴロとおかれていた大きな物。「野焼きされた作品ですよ。・・・」と学芸員の方から説明を受けました。
ぜひ楽空間の畳の上に迎えたい、2年目に実現しました。素朴な作品は家族の協力と深い愛情、自然の恵みを大いに受け入れて創られた塊です。
畳の上で何を語りかけてくれるか楽しみです。
今回は2回連続の展覧会でー剛から微ーへ畳から夏座敷へ変わる楽空間の風情もお楽しみいただきたく、ご案内申します。ぜひ2つの展覧会続けてご覧くださいませ(http://www.gionkonishi.com/つれづれ日記へ)
小西いく子
From the artist
作家より
つくったものを完成させる最終工程として、家の田んぼで野焼きをする。
燃料は、もみ殻、畑の野菜のつる、松葉など、なるべく自分の家でとれたもので。
焼成には何時間もかかる。
しかし、あっという間と思えるほどすばらしい時間。その過程でできた灰は田畑へ還元する。小さいけれど循環の中でもものをつくっていきたい。