松本健宏

[ 染 ]

愛娘、真呼ちゃんの誕生とお父上のご逝去。生と死に直面して想うことの多い日々がつづき今回の制作の原動力になった・・・と話される松本先生。誕生・成人・結婚、通過儀礼の一こまを蠟染めの技法で表現。軸、屏、オブジェと染めでいろいろ違った表現を試みたい・・・。

松本先生に明るく、元気になってほしいと願いながら展覧会の日を待っています。

小西いく子

From the artist


作家より

昨年私は、父の死と娘の誕生を同時期に経験し、改めて通過儀礼というものを深く考えさせられた。
それは、ごくあたり前の事であるのに、人生で1回しか経験出来ない事でもある。そう考えた時、ハッとさせられる。なぜ人は、それを必要としたのであろうか。その世界共通儀礼は、人類にとって 非常に重要な意味がある様に思う。