楽空間 祇をん小西
「うつす」

大谷史乃・河股由希・桐月沙樹

「うつす」

[ 版画・染織他 ]

今回の「うつす」は新しい試みで祇をん小西の若手スタッフにお手伝い(作家への依頼、テーマ、展示方法など)をしていただき出来上がりました。それぞれ取り組み方の異なる作家と展覧会へのアプローチの仕方についてミーティングを重ねるうちに『うつす』という言葉が浮かび上がりました。技法の中の写すという行為、制作の中で移ろう時間……さまざまな「うつす」が作品となり、秋の楽空間でまざり合います。新しい風となりますか、ぜひご高覧いただきます様お願い申し上げます。

小西いく子

From the artist


作家より

写す・映す・移す… 私たちの作品づくりの過程には様々な「うつす」があります。
単純な「うつす」行為であっても、そこに作家や技術が介入することで、
作品は質感や独自の世界観を持ち、発展します。
この展覧会では、版画・染織を軸とする3 人が、それぞれの方法や素材を使って、
何を「うつす」のか、どうやって「うつす」のか考えます。

        大谷史乃・河股由希・桐月沙樹