楽空間 祇をん小西

志村高弘

[ 金工 ]

胃、心臓、腎臓…私たちの体の中の機械。高弘さんの手になるとユーモアがありなんときれいな形なのでしょう。棚に納まりオスマシ顔です。ひたすら頑張ってくれている内蔵 ちょっと見直してみませんか?楽空間で10年ぶりの個展です。お楽しみに

小西いく子

From the artist


作家より

平らな鉄板から切りだした板を 金槌で叩く。
気の赴くままトンテンカンと。
振り返ればちょうど昭和が終わる頃にこの技法に出会い、はや四半世紀。
今でも新鮮な気持ちで金槌が握れる。
むしろそれが昔以上に強く感じるのは、過剰に利便性を追求する現代社会の対極に位置するローテクの極みだからか。
鎚の音は森に響き渡り、静まった頃にはまた新たなるカタチに出会える。
金槌握らせてくださった小西さんに感謝。○ノ乙 ペコ